100文字でわかる百科事典『100文字百科』
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確定申告の帳簿。「主要簿」と「補助簿」の一覧まとめ

◆100文字以上

普段は100文字以内で様々なことを解説している「100文字百科」ですが、今回は100文字以上の特別大ボリュームで確定申告の「主要簿」と「補助簿」の一覧を解説します。

帳簿について

国のチェックも入るので、帳簿は第3者が見てもわかるように書く必要があります。帳簿の「摘要」には、「どこ」に「いくら」支払ったか記載しましょう。基本的に帳簿は「現金」・「預金」・「請求書」の入力で作業の99%が完了します。

主要簿

仕訳帳

全ての取引を仕訳して、日付順に並べた帳簿。
借方・貸方に分けて記載する必要がある。

総勘定元帳(そうかんじょうもとちょう)

仕訳帳から転記して記載。
勘定科目ごとに総勘定元帳を作ります。
勘定科目ごとの発生原因や取引日、残高などが簡単にわかる帳簿です。

勘定科目とは

勘定科目とは「資産・負債・純資産・収益・費用」など、お金の分類項目の総称です。

補助簿

補助記入帳

現金出納帳

入金伝票や出金伝票から転記し、現金のやり取りをまとめた帳簿。現金出納帳で残高がマイナスになることはありえないので、気を付けましょう。

預金出納帳

銀行口座でのやり取りをまとめた帳簿。銀行の通帳が複数ある場合は、通帳の数だけ「預金出納帳」を作りましょう。

売掛帳

取引先別に売掛金に関する取引を記入して管理する帳簿。

買掛帳

取引先別に買掛金に関する取引を記入して管理する帳簿。

固定資産台帳

減価償却する固定資産(パソコンや車など)を入力して管理する帳簿。

減価償却(げんかしょうきゃく)とは?

減価償却とは、購入した年に全て経費にするのではなく、分割して少しずつ計上するルールのことです。
例えば250万円の車を購入した時に、その年に全て経費とするのではなく、今年は50万、翌年に50万、翌々年に50万円…と経費を分けることで節税などのメリットがあります。

減価償却の用語一覧
用語意味
減価償却資産減価償却の対象となる資産
減価償却費減価償却した分の経費となる金額
取得価額その資産の購入代金
耐用年数その資産の使用可能期間
事業供用日その資産を使い始めた日
減価償却累計額減価償却した今までの合計額
未償却残高その資産でまだ減価償却されていない部分

補助元帳

商品有高帳(しょうひんありだかちょう)

社内に残っている「在庫」を商品の種類別に記録する帳簿。

売掛金元帳(得意先元帳

取引先ごとに売掛金を管理するための帳簿。
売掛金の回収状況が把握できる。

「借/貸」の意味

借→売掛金が残っている。貸→売掛金がマイナス。
通常、売掛金がマイナスになることはないので常に借と覚えておけばOK。

買掛金元帳(仕入先元帳

取引先ごとに買掛金を管理するための帳簿。
買掛金の回収状況が把握できる。

「借/貸」の意味

貸→買掛金が残っている。借→買掛金がマイナス。
通常、買掛金がマイナスになることはないので常に貸と覚えておけばOK。


参考サイト

帳簿とは|主要簿と補助簿って何?それぞれの帳簿の意味は?|freee税理士検索
帳簿とは、事業のお金の流れを記録するものです。帳簿は大きく主要簿と補助簿に分けることができます。帳簿は、お金の流れを記録するもので、事業が儲かっているのかどうかを正確に把握することができますし、将来どのように経営をしていくかなどを決定するた...
減価償却とは?「そもそも減価償却って何?」から図入りで分かりやすく|freee税理士検索
減価償却とは、数年に分割して必要経費にしていくことをいいます。減価償却の対象となるものを「固定資産」といい、分割したその年度の経費とできる部分を「減価償却費」といいます。この時の計算方法としては、定額法と定率法があります。
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買掛金元帳とは、買掛金を取引先ごとに管理するための補助簿です。仕入先元帳と呼ぶこともあります。仕訳の際には、売掛金元帳と同様に、買掛金勘定の代わりに得意先の商店名を勘定科目にする人名勘定を用いる場合があります。今回は、買掛金勘定を用いた買掛...
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売掛金元帳とは、取引先ごとに売掛金を管理するための補助簿です。「得意先元帳」や「得意先帳簿」とも呼ばれています。売掛金の増減が発生する取引があった場合、「総勘定元帳」の「売掛金勘定」に記帳し、合わせて売掛金元帳にも記帳します。
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